昨日の続き

http://www.hatena.ne.jp/1106577508
で,今日も質問があった。
昨日失敗した経緯を書いたように,直接回答できないので,自分なりにここで鬱憤を晴らすことにする。

で,これは算数ではいわゆる「ニュートン算」で,牛が草を食べるけど,草はのび続け,いつになったら食い尽くすのかという問題と同じパターン。
難しい中学校を受験する子供たちはパターンを教えられていて,そこそこ解けるはず。

ところが,高校入試でこれが出て方程式で解こうとすると,さらに難問になる。

ということで,今回はあえて式を使って解いていこう。←って,始めて読む人はごめん。あくまでも昨日の続き的なものです。

文字の数を整理する方法もあるが,とりあえず文章どおりに文字を作っていくと,
「開園前から行列ができている」数を a(人)
「一定の割合で人が増えていく」を  b(人/分)
ここまでが,前提。
「窓口では一人にかかる時間は一定である」から「1つの窓口の処理人数」を c(人/分)
とすると,
ここからが立式,ここで,「窓口処理はふつう開園の30〜60分前では!!」とかは,あえて聞かないが,問題を作るときはそこらへんにもけっこう気を使って「入場券を売り始めて」とかにする。ここまで複雑だとあまり関係ないが,単純な問題の場合,そこらへんにひっかかってしまう「理系で算数が弱いみなされる可能性のある子」がいるかもしれない(経験的にはいない)。

「一つならば開園後45分で」すべての処理が終わるから,
  a+45b=45c
   (最初に並んだ人数+45分間に加わった人数=45分で窓口が処理した人数)
「2つにすると15分で行列がなくなる」すべての処理が終わるから,

……ここまで書いて,もとの質問を見たら,ほぼまったく同じ解法が載っていたので,
長々と書いたけれど,これで終わりにします。

やはり時間をかけすぎた……。